東京大学情報学環オープンスタジオにて、「xlab Showcase 2024 “Well-tangled ―混淆と調和”」が2024年3月9日から3月11日まで開催されます。

—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—

東京大学筧康明研究室xlabでは、今年度の研究成果、プロトタイプ、そして作品を集めた成果発表イベント「xlab Showcase 2024 Well-tangled ―混淆と調和」を開催します。

このイベントは2024年3月9日（土）から11日（月）まで、東京大学本郷キャンパス内の情報学環オープンスタジオ（中山未来ファクトリー）ほかで行われ、3日間の展覧会と1日限定（3月10日）のポスター発表および特別ゲストによるトークセッションが予定されています。

イベントのテーマ「Well-tangled ―混淆と調和」は、異なる要素が複雑に絡み合い（tangled）ながらも、より良い調和を生み出すプロセスを探求します。

私たちは、HCIやファブリケーション技術の研究を通して、人間と技術、自然とデジタルの融合、そして物質と非物質の相互作用を通じて、新たな価値や意味を創造することに重点を置いています。このテーマは、人間中心の視点を超え、物質的な特性や予測不能な要素にも焦点を当て、異なる存在が共存するバランスの取れた状態を模索するものです。

展示には、センサーやディスプレイからテキスタイル、絵画、植物、流体、家具に至るまで、幅広いメディアと素材が使用されます。これらの作品は、デジタルと物理的な世界の境界をあいまいにし、鑑賞者に予期せぬ体験や気づきを提供することで、「Well-tangled」のコンセプトを具体化します。

これらのプロトタイプや作品、そしてトークを通じて、テクノロジーや表現に関するアイディアや議論が活発に交わされる場となることを期待しています。

【関連イベント】
●研究発表会・前半
日時：3月10日（日）　13:00～14:00
会場：工学部2号館展示室
※参加無料、要参加申込

●研究発表会・後半
日時：3月10日（日）　14:15～15:15
会場：工学部2号館展示室
※参加無料、要参加申込

●トークイベント「混淆と調和の探究」
日時：3月10日（日）　16:00～17:30
会場：工学部2号館221教室
登壇者：四方幸子（キュレーター、批評家）、久保明教（一橋大学社会学研究科 教授）、筧康明（東京大学大学院情報学環 教授）、齋藤帆奈（現代美術家／博士課程）
※参加無料、要参加申込