ソニービルの「銀座の庭」を継承した「Ginza Sony Park」が竣工。オープンは2025年1月予定
ソニー企業株式会社が、東京・銀座のソニービルの建て替えプロジェクトの最終形として「Ginza Sony Park」を2024年8月15日に竣工した。グランドオープンは2025年1月を予定している。
1996年につくられたソニービル内の10坪のパブリックスペース「銀座の庭」を継承・拡張させた同施設。地上5階、地下4階の鉄骨鉄筋コンクリート造の建物で、銀座の標準的な建物の半分ほどの高さにあえて低く構えることで、集積率の高い都会の中に余白と新しい景観を生み出している。
また、ソニービルが大切にしてきた「街に開かれた施設」という設計思想や、都市機能と建物を有機的に結びつける「ジャンクション建築」、地上階のフロアを連続した空間でつなぐ「縦のプロムナード」といったユニークな建築的要素も継承されている。
同施設は「銀座の公園」として、人々が思い思いに過ごせる余白の空間と、体験型のプログラムや飲食などさまざまなアクティビティを用意することで、街や人々にリズムを生み出す場となることを目指す。