エプソンが初開催、アイデアコンテスト「Epson Nature Idea Award」受賞作品が決定

エプソンが初開催、アイデアコンテスト「Epson Nature Idea Award」受賞作品が決定

セイコーエプソン株式会社が初開催した、大学生・大学院生の発想力や創造力を発揮する機会を創出するアイデアコンテスト「Epson Nature Idea Award」の各賞が発表された。グランプリ作品は、京都大学・釜田陽光の「植物の腺鱗(せんりん)を利用した虫除けストラップ」に決定した。

エプソンが自然豊かな信州でものづくりを続けてきたことから、大自然とともに生まれるアイデアの可能性を信じ、「自然からヒントを得たアイデア」を募集した同コンテスト。最終審査会では、太刀川英輔、藤原麻里菜などの4名が審査員を務め、総勢10組のファイナリストによるプレゼンテーションが実施された。

グランプリを受賞した作品は、腺鱗(シソやミントなど、植物の表面にできる毛の一種)のように虫除け成分を空気中に広げるストラップ。「自然からヒントを得たアイデア」という同アワードのテーマに応え、デザイン面やプロダクトとしての実現性という観点も考えたユニークなアウトプットで、全体的なバランスが良かったと審査員から評価された。

受賞した釜田は、「今、植物の基礎の研究をしていますが、応用の面でアウトプットする機会がなかった中で、Epson Nature IdeaAwardは良い機会になりました。長野県諏訪市の出身で、自然の中で育ってきたことが上手く生かせたと思います」とコメントした。

グランプリ、ほか受賞作品の詳細は公式サイトにて公開されている。

https://corporate.epson/sp/nature-idea-award/winners/