多層世界とリアリティのよりどころ

デザイン:寺井恵司 デザイン:寺井恵司

東京・新宿のNTTインターコミュニケーション・センター [ICC]にて、「多層世界とリアリティのよりどころ」を3月5日まで開催しています。

メタヴァースやミラーワールドといった仮想空間や現実空間をデジタル化した鏡像世界が現実のものとなり、いよいよ実装されつつある現在、さまざまな場面で、私たちはリアルなものとヴァーチュアルなものが共存する世界を生きるようになっています。

たとえば、現実世界の建築が仮想世界でのシミュレーションにもとづいて設計されるなど、仮想世界が現実を模倣するだけではなく、現実が仮想世界から触発されるといった、現在の多層世界のあり方は、両者を明確に切り分けることができなくなっています。

リアルとヴァーチュアルは、こちら側とあちら側のような対概念なのではなく、その間の無数のグラデーションの中に、それぞれのバランスで共存するものとなっているのではないでしょうか。リアルとヴァーチュアルの間で、自分の居心地のいいバランスの取り方を、それぞれが設定していくことが求められるようになるのかもしれません。

私たちが現実とシームレスに、もうひとつの現実としての拡張世界を持つようになった現在(未来)において、多層世界時代の現実のあり方はどう変化するのでしょうか。この展覧会では、これからの私たちのリアリティのあり方とは、アクチュアルなものとは何かを考えてみたいと思います。

開催期間 2022/12/17(土)~2023/03/05(日)
※イベント会期は終了しました
時間 11:00~18:00
休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、保守点検日(2/12)
入場料 一般500円/大学生400円
参加アーティスト 内田聖良、佐藤瞭太郎、柴田まお、たかはし遼平、谷口暁彦、トータル・リフューザル、藤原麻里菜、NOIZ
会場
  • NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
  • ギャラリーA
  • 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4F
お問い合わせ 0120-144199(フリーダイヤル)
会場URL https://www.ntticc.or.jp/ja/
詳細URL https://www.ntticc.or.jp/ja/exhibitions/2022/viewpoints-of-reality-in-the-multi-layered-world/