第17回キッズデザイン賞の各賞が発表、最優秀賞は『こども選挙』

第17回キッズデザイン賞の各賞が発表、最優秀賞は『こども選挙』

特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が主催する第17回「キッズデザイン賞」において、優秀作品にノミネートされた37点の中から最優秀賞(内閣総理大臣賞)、優秀賞、奨励賞、特別賞が発表された。最優秀賞に輝いたのは、こども選挙実行委員会による『こども選挙』。

子どもの安全・安心と健やかな成長発達に役立つ優れた製品・サービス・空間・活動・研究などを顕彰する同賞。最優秀賞を受賞した『こども選挙』は、17歳以下の子どもを対象とした模擬選挙プロジェクトで、2022年10月に茅ヶ崎市長選挙にて初開催され、以降全国3都市に広がりを見せている。今回、「子どもを社会的弱者と捉えるのではなく、これからの社会をつくり、担う主役として位置づけることはとても重要である」として高く評価された。

また、優秀賞(経済産業大臣賞)のうち「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門」の子ども部門に株式会社Discovery Kidsの『i do button』、一般部門に富士通株式会社の『エキマトペ』、「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」のクリエイティブ部門にYKK不動産株式会社/株式会社田口知子建築設計事務所/株式会社竹中工務店の『パッシブタウン第4街区たんぽぽ保育園』、リテラシー部門に山口情報芸術センター[YCAM]/山口市教育委員会の『未来の山口の授業at School』などが入賞している。

いずれも、「子どもたちの自主性を真ん中に据えた『子どもが主役』となる提案」「子どもの国籍、障がいの有無に捉われない多様性の尊重」などの観点で優れた作品として評価されている。

https://kidsdesignaward.jp/