武蔵野美術大学が市ヶ谷キャンパス内に、大学と社会をつなぐ新しいかたちのコワーキングスペース「Musashino Art University Co-Creation Space -Ma-（以下、Ma）」を2023年6月8日に開設する。キャンパス内でのコワーキングスペース開設は、美術大学で初の試みとなる。

これまで無印良品との共創実験店舗や、日本総合研究所との共同研究拠点の開設など、大学と社会をつなぐ社会連携拠点機能の整備をおこなってきた同キャンパス。今回開設する「Ma」では、コワーキングスペースの運営に加え、若手のクリエイティブ人材のコミュニティを形成することで、従来の大学の枠に捉われない拠点となることを目指している。

具体的に「Ma」がもつ機能は2つ。1つは、多様な領域のクリエイターに合わせた環境を整備したコワーキングスペースで、個人・法人は問わず、フリーデスク、個人ブース、会議室などさまざまな用途で利用できること。もう1つは、コーディネーターが常駐し、プロジェクトや起業・創業支援をおこなうほか、トップクリエイターやスタートアップ経営者などとの交流イベントなどを開催する「コミュニティ創出」だ。

なお、ロゴデザインをアートディレクターの小杉幸一、ネーミングをクリエイティブディレクターの萩原幸也、コワーキングスペースの設計を建築家の織戸龍也、コミュニティのプランニングをコミュニケーションデザイナーの河野奈保子がおこなうなど、同大学の卒業生である若手クリエイターたちが「Ma」開設に関わっている。

https://ma.musabi.ac.jp/