田根剛や祖父江慎らが展示空間を構築、葛飾北斎生誕260年を記念した「北斎づくし」展が7月開催

生誕260年記念企画 特別展「北斎づくし」 展示プラン 建築家・田根剛氏による『北斎漫画』展示プラン (イメージは構想段階のもの)

東京・赤坂の東京ミッドタウン・ホールにて、葛飾北斎の生誕260年記念企画特別展「北斎づくし」が2021年7月22日から9月17日まで開催する。

20歳で浮世絵師としてデビューしてから90歳で没するまでの70年間、常に挑戦を続けて森羅万象を描き抜こうとした絵師・葛飾北斎。同展はその生誕260年を記念し、世界一の北斎漫画コレクターである浦上満の全面協力により、『北斎漫画(初編~15編)』全883頁、『冨嶽三十六景』全46点、『富嶽百景(初編~3編)』全102図を通期で展示する試みに挑戦している。

会場デザインは、2014年にグランパレ(フランス・パリ)の「北斎展」を手がけた建築家の田根剛、『北斎漫画』の装丁も手がけたアートディレクター・ブックデザイナーの祖父江慎らが展示空間を構築。その空間に『BRUTUS』の日本美術特集など、日本美術を主な領域とするライター・エディターの橋本麻里と、文化財デジタルアーカイブを手がける凸版印刷も展示空間の構築に参加している。

https://hokusai2021.jp/