Takramと日立製作所が、サステナビリティに関するリサーチをWebサイトで公開

Takramと日立製作所が、サステナビリティに関するリサーチをWebサイトで公開

デザインファーム・Takramが株式会社日立製作所の研究開発グループとともに、サステナブルな世界への変革をテーマにデザイン・人類学・哲学的な視点を交えたリサーチを実施し、Webサイト「Transitions to sustainable futures(サステナブルな未来へのトランジション)」を公開した。

「トランジション(移行)」とは、ある状態から別の状態へ、徐々に変化していくことを意味し、同プロジェクトでは「社会、政治、経済のシステムが別のものへと移行すること」を指す。このフレームワークでは、複雑な問題を孕む私たちの現在地から、目指すべき未来のあり方はどんなものなのかを思考している。まとめられたリサーチ結果は「公共の知」とすべく、Webサイト上で誰もが参照できるようになっている。

また、YouTubeにてオンライントーク「自分が選ぶ。世界が変わる。-トランジション思考で描くサステナビリティ」が公開中。Takram Londonの牛込陽介がホストを務め、編集者の塚田有那をモデレーターに、ゲストとともに一企業のプロジェクトの枠にとどまらず、デザイン、テクノロジー、歴史を切り口として複雑な環境問題を解きほぐし、社会に変革をもたらすために一人ひとりが何ができるのか、議論が行われている。

https://sustainability-transitions.com/jp