映像作家・写真家の柿本ケンサクが、ニューヨークで初めての写真作品による個展 「HYOMEN」を開催
映像作家・写真家の柿本ケンサクが、写真作品による個展「HYOMEN」を6月1日から6月30日まで、ニューヨークの「TAKA ISHII GALLERY NEW YORK」で開催する。
2016年1月に「TRANSLATOR」展を開催し、写真家として本格的なデビューを飾った柿本ケンサク。膨大な数の世界各国を旅するなかで撮られた写真は、自然環境や人間の姿、さまざまな街の様相など、人が生きる世界の断片を繊細に、そして、美しく描き出し、話題を集めた。
同展では、アフリカ南西部ナミビアの大地を空撮した最新作が発表される。褐色の大地に点在する木々や川の流れが極度に平面化され、その画面全域にピントが合わされた写真群は、風景を無化するような抽象性を獲得している。
また、個展開催と同時期に、柿本ケンサクの初めての写真集「TRANSLATOR」が発行される。同展に出品される最新作を含め、掲載図版105点、柿本本人によるテキストも収録される。