8年目となる「DESIGNEAST 07」が9月17日から開催、テーマは「MOBILITIES=移動」
大阪を拠点に活動する、柳原照弘(teruhiro yanagihara代表)、家成俊勝(dot architects共同主宰)、原田祐馬(UMA/design farm代表)、多田智美(MUESUM代表)、水野大二郎(慶應義塾大学 SFC准教授)の5名の実行委員が中心となり「デザインする状況をデザインする」ことを目的に、2009年に始動したプロジェクト「DESIGNEAST」が今年も開催される。会場は大阪・住之江区の名村造船所跡地/クリエイティブセンター大阪、会期は9月17日から9月19日までの3日間。
「DESIGNEAST」は、これまで「social sustainability」「周縁と中心」「状況との対話」「場への愛」など毎年テーマを設定し、年に1回、国内外のゲストによるトークやワークショップ、映画上映、マルシェなどが渾然一体となる場を大阪にて創出。多様化するデザインをめぐる状況と向き合いながら、DESIGNEAST自体も変化を続けている。
2014年からは、全国4ヶ所を移動した「CAMP(2014)」や、山口と大阪を行き来した「XO(2015)」のように、拠点型から移動・往来型のプロジェクトへと更新。全国各地の共同企画者とともに、地域のフィールドワークや食のリサーチなど、さまざまな試みを行ってきた。
そして8年目となる今年、「DESIGNEAST 07」のテーマは「MOBILITIES=移動」。人はもちろん、物資や情報の移動が可能になったことで、人々の生活は劇的に変化している。今日の「移動」を前提とした社会は、デザインをどのように変えていくのか?また、「移動する」デザインは、社会をどのように変えていくのか?この2年間、日本各地で議論し実践してきたことを糧に、テーマ「MOBILITIES=移動」について、大阪で改めて考えていく。