柚木沙弥郎 永遠のいま

≪木もれ陽≫ 2019 松本市美術館蔵 画像提供:ギャラリーTOM ≪木もれ陽≫ 2019 松本市美術館蔵 画像提供:ギャラリーTOM

岩手県立美術館にて、「柚木沙弥郎 永遠のいま」が2024年12月22日まで開催しています。

—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—

惜しまれつつも、今年101歳の生涯を閉じた、東京出身の染色家、柚木沙弥郎(ゆのき・さみろう)(1922-2024)。

型染の第一人者であり、自由でユーモラスな形態と、美しい色彩が心地よく調和したその作品は生命力にあふれ、見る人を惹きつけてやみません。戦後、職を得た大原美術館で、柳宗悦(やなぎ・むねよし)らによる民藝運動に出会い、芹沢銈介(せりざわ・けいすけ)のもとで染色家としての道を歩みはじめた柚木は、1990年代以降は、染色作品を主軸にしながらも、版画やコラージュ、絵本、立体作品など、ジャンルの垣根を超え、その創作世界を大きくそしてより豊かに広げました。

本展では、作家の長年にわたる多彩な活動を概観するとともに、初公開となる柚木の最晩年の仕事もご紹介します。また、ゆかりの深い国内外の各都市をテーマにした特別展示によって、作家をめぐる旅へと誘います。

近年、私たちを取り巻く世界は劇的に変化しています。人生をしなやかに生き、身の回りのものに対する愛着や、日々の暮らしの中に見出した喜びから作品を紡ぎだす柚木の仕事は、変化の時代にこそ、大切に慈しみたい「いま」を私たちに示してくれます。用の美を掲げる民藝を出発点に、100歳を超えてなお、人生を愛し、楽しんだ、柚木沙弥郎の75年にわたる創作活動の全貌をご堪能ください。

【関連イベント】
●開催記念講演会「柚木沙弥郎の晩年様式 自由に自由が自由を」
講師:水沢勉(美術史家・美術評論家、本展監修者)
日時:11月30日(土) 14:00~15:30
場所:ホール
定員:100名
※参加無料、先着順

●ワークショップ「型染を楽しむ」
講師:小田中耕一(型染業、国画会工芸部会員)
日時:11月16日(土) (1)10:00~12:00(2)13:30~15:30
対象:中学生以上一般
定員:各回16名
場所:スタジオ
※要申込(定員を超えた場合は抽選)

●岩手県立美術館学芸員によるギャラリートーク
日時:11月1日(金)、11月15日(金)、12月6日(金)、12月20日(金) 各日14:00~(30分程度)
場所:企画展示室
※要本展観覧券

開催期間 2024/10/19(土)~2024/12/22(日)
時間 9:30~18:00(入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(11/4は開館)、11/5
入場料 一般1,200円/高校生・学生700円/小学生・中学生500円
参加アーティスト 柚木沙弥郎
会場
  • 岩手県立美術館
  • 岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
  • 企画展示室
会場電話番号 019-658-1711
会場URL https://www.ima.or.jp/
詳細URL https://www.ima.or.jp/exhibition/temporary/20241019.html