東京在住の若手デザイナーで結成されたプロジェクトチーム「Vase to Pray Project（ベース トゥー プレイ プロジェクト）」。平和の大切さを継承するための展示活動をおもにおこなっている。初の展示となる「Vase to Pray（祈る花瓶） -8.9Nagasaki-」は、長崎と東京の2か所で同時開催する。

「Vase to Pray（祈る花瓶） -8.9Nagasaki-」は、原爆投下による熱風（2,000～4,000度）を浴びた瓶をスキャンし、3Dプリントしたものだ。本展会場ではその作品3点が、触れる展示として公開される。

日本の戦後、70年以上たった近年、若い世代を中心とした平和意識の低下・希薄化が強く懸念されている。誰でも欲しい情報が手に入る時代、いかにその情報が大切であったとしても、人々は“知りたい”と思わなければ情報を手に入れようとはしない。知らなければ考えることも、ましてや行動に移すこともできない。

「Vase to Pray Project」は、平和継承のためには今、「知るきっかけ」が必要だと考え、現代技術を駆使し、体験型の新たなアプローチで次の世代へ「平和について考える」きっかけをつくる。

【開催期間】
東京：7月08日（土）～7月14日（金）
長崎：7月11日（火）～8月06日（日）