
2017/2/27 10:55
植田正治(1913−2000)は鳥取県境港市を拠点に、生涯にわたって遊び心あふれる写真の世界を提示し続けた作家だ。とりわけ砂丘を背景とした演出写真は、ユーモアとシュールな詩情、ポリフォニーを湛えたイメージで、70年代フランスをはじめとするヨーロッパでの評価を不動のものとし、「Ueda-cho(植田調)」は世界共通語となった。
しかし、ピクトリアリズム、シュールレアリスム、ストレートフォト…あらゆる表現領域を自由自在に横断した作家は、当然ながら過ぎ去る一瞬の美を捉える天才でもあった。
同展では、演出写真で知られる植田正治が捉えた、過ぎ去る一瞬の美、“もうひとつの風景”に焦点を当てる。植田正治が59歳の際に、初のヨーロッパ旅行から生まれた優雅でみずみずしいイメージと、いくつかの代表的な作品-息をのむような美しいゼラチンシルバーのオリジナルプリントの作品が展示される。
【関連イベント】
●トークイベント「雑誌の中の植田正治」
日時:3月11日(土) 16:00~17:30
ゲスト:金子隆一(写真史家)
参加費:2,000円(ドリンク付き)
定員:20名
※要予約
●トーク&スライドショー「植田正治とは何者か?」
日時:4月1日(土) 16:00~17:30
ゲスト:飯沢耕太郎(写真評論家)
参加費:2,000円(ドリンク付き)
定員:20名
※要予約
※申込方法は、公式サイトをご覧ください
開催期間 |
2017/03/08(水)~2017/04/08(土) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 12:00~19:00 |
休館日 | 日曜日・月曜日 |
入場料 | 無料 |
参加アーティスト | 植田正治 |
会場 |
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会場電話番号 | 03-6804-1046 |
会場URL | http://booksandmodern.com/ |
詳細URL | http://booksandmodern.com/gallery/812/ |