サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法

《ダンロップタイヤで出発》 1953 年 ポスター(リトグラフ、紙) パリ市フォルネー図書館蔵  ©Annie Charpentier 2018《ダンロップタイヤで出発》 1953 年 ポスター(リトグラフ、紙) パリ市フォルネー図書館蔵
©Annie Charpentier 2018

レイモン・サヴィニャック(1907-2002)はフランスを代表するポスター作家。『牛乳石鹸モンサヴォン』(1948/50年)に代表されるように陽気でシンプルな彼の作品は、それまでの伝統だった装飾的な要素を排したことでポスターの様式を一新した。

「どのようにメッセージを届けるか」という永遠の課題に対して彼が出した答えは、商品に人や動物のモチーフを組み合わせ、明快な造形と色彩によって視覚的なインパクトを与えることだった。さらに、彼が生まれ育ったパリに息づくユーモアとエスプリが加わり、人々を一瞬で虜にする不思議な魅力が生まれている。身近な食料品や日用品からシトロエンやダンロップ、ティファールなど実に多様な広告を担ってきたサヴィニャックのポスターは、パリにとどまらず世界中の人々に今日もなお愛され続けている。

本展は、ポスターと合わせて原画や関連作品も展示することでサヴィニャックの仕事を多角的に捉える試みだ。中でも、パリの街角を賑わせた巨大なポスター群は、私たちに新鮮な驚きを与えてくれるだろう。そうした街中の様子を捉えたロベール・ドアノー(1912-1994)や木村伊兵衛(1901-1974)の写真からは、20世紀フランスという時代と場所の空気も伝わってくる。道行く人々の心を躍らせ、街を彩ったポスターの役割に思いを馳せながら、それらを魔術師のように操ったサヴィニャックの世界が楽しめる。

【関連イベント】
●記念講演会「レイモン・サヴィニャック の足跡をたどって」
講師:ダニエル・コスト=ランバール(映画監督)
日時:10月27日(土) 14:00~(約90分)
会場:兵庫県立美術館 ミュージアムホール
定員:250名
※聴講無料(要観覧券)、逐次通訳あり
※「芸術の館友の会」会員優先座席あり

※そのほかの関連イベントは、下記詳細URLをご覧ください。

開催期間 2018/10/27(土)~2018/12/24(月)
時間 10:00~18:00(金・土はまで20:00/いずれも入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(ただし、12/24は開館)
入場料 一般1,300円/大学生900円/70歳以上650円/高校生以下無料
参加アーティスト レイモン・サヴィニャック
会場
  • 兵庫県立美術館
  • 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
会場電話番号 078-262-0901
会場URL https://www.artm.pref.hyogo.jp/
詳細URL https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1810/index.html