屋根を飾る-鬼とは何か-

「鬼瓦・三重影盛菊水文立波台付」 昭和12年 個人蔵 「鬼瓦・三重影盛菊水文立波台付」 昭和12年 個人蔵

「鬼瓦」とは、雨の浸水防止のために棟瓦の先端に付ける役瓦で、厄除けとした鬼面を代表的な意匠とし、さまざまな造形が施されている。火災延焼を防ぐようにと、鯱・菊水・波・雲など水や雨を連想させる造形が多く見られる。また、福を招く七福神、長寿の象徴である鶴や亀、途切れることなく続く子孫繁栄を意味する蔓草や雲流など、人々の願いが形となった飾り瓦も多くある。

鬼瓦は専門の職人が手がけており、現在も昔と変わらぬ手作業で制作し続けている。伝統の技術を継承する鬼瓦職人は、敬意を表して「鬼師(おにし)」と呼ばれている。本展では、三州瓦をはじめとし、現在活躍する全国の鬼師が手がけた作品が紹介される。家を護る想いが込められた、名工による飾り瓦の造形美を楽しめる展示会だ。

協力:日本鬼師の会、三州瓦工業協同組合、三州鬼瓦製造組合、愛知県鬼瓦技能評価認定協議会

開催期間 2018/09/13(木)~2018/11/11(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~17:00(10/20は19:30まで、いずれも入場は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日、火曜日(ただし、9/17、9/24、10/8は開館)、9/19、9/26、10/10
入場料 高校生以上200円/中学生以下無料
会場
  • 高浜市やきものの里かわら美術館
  • 愛知県高浜市青木町9-6-18
会場電話番号 0566-52-3366
会場URL http://www.takahama-kawara-museum.com/
詳細URL http://www.takahama-kawara-museum.com/exhibition/detail.php?id=342