塩田千春/『Where are we going?』/スタジオでの制作風景/2016/Photo by Sunhi Mang
2009年からはじまり、2018年で第4回展を迎える「水と土の芸術祭」は、新潟市という都市名ではなく「水」と「土」という、生命の誕生を促し育んできた根源的物質を表題に掲げていることを特徴としている。
新潟は、まさに「水」と「土」がせめぎ合う境界領域に生まれた。信濃川、阿賀野川の両大河が大量の水と土砂を運び、沿岸では延長70kmにもおよぶ日本最大級の砂丘列により数多くの潟湖が形成された。この歴史のなかで先人たちは、「水」と「土」の恵みを享受する術を学び、脅威を削る試行錯誤を重ね、その英知を脈々と受け継いできた。それは、人類誕生以来の1つの縮図であり、ゆえに新潟が育んできた文化は人類共通の英知であると考える。
「私たちはどこから来て、どこへ行くのか~新潟の水と土から、過去と現在(いま)を見つめ、未来を考える~」という、継続する基本理念のもと、今回は「メガ・ブリッジ-つなぐ新潟、日本に世界に-」というコンセプトを設けた。本イベントは、新潟と日本各地、そして世界を結び、市民同士をつなぎ、新しい視点、感性を育む壮大なアートの架け橋だ。多彩なアプローチでこれまでにない新潟市の魅力を発信していく。
開催期間 |
2018/07/14(土)~2018/10/08(月) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 詳細は公式ホームページをご覧ください |
休館日 | 詳細は公式ホームページをご覧ください |
入場料 | パスポート:一般1,500円/学生・高齢者1,000円/中学生以下および障がい者(介助者1名を含む)は無料 |
参加アーティスト | 荒井経、伊藤遠平、塩田千春、浅葉克己、管懐賓、日比野克彦、ISOPP、ハヤシヤスヒコ(パラモデル)、大友良英 他 |
会場 |
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お問い合わせ | 025-226-2629 |
詳細URL | http://2018.mizu-tsuchi.jp/ |