![「en[ 縁]:アート・オブ・ネクサス」第15 回ヴェネチア・ ビエンナーレ国際建築展 日本館展示風景 Ⓒ石山和広](https://www.japandesign.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2017/06/biennale_PR_02.jpg)
2017/6/26 15:05
第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展において、日本館の展示「en[縁]:アート・オブ・ネクサス」は、1975年以降生まれの建築家12組に光を当て、困難な時代の中で建築に取り組む彼らの実践を「人の縁」、「モノの縁」、「地域の縁」という3つのテーマで鮮やかに提示。日本国内のみならず、世界中の人々の共感を獲得し、「特別表彰」を受賞した。
進歩と信じ、西洋社会の後を追いかけるように近代化の道を突き進んできた日本社会は、高度経済の終焉や3.11を経たいま、大きな転換期を迎え、現代社会において建築が何を実現すべきなのか、改めて建築家ひとりひとりに問われている。同展で着目した建築家たちは、人々のつながりや地域との連関といった小さな物語を丁寧に形に起こすことで、建築の新たな価値を創出してきた。その背景には、モダニズムが生まれたヨーロッパ社会がもつリジットな石造文化とは異なる、アジア特有の柔軟な木造文化が強く関与している。そこから建築のもつ可能性をさらに押し広げ、独自の立ち居地を確立しようとする現代の建築家たちのしなやかな強さが感じられる。
同帰国展では、ヴェネチアでの展示をベースに、映像や模型などのオリジナル要素を追加、再構成をおこない、出展作家たちのみずみずしい感性から生み出される建築と、ビエンナーレ以降の取り組みについてが紹介される。記念シンポジウムや出展作家によるギャラリートークでの議論と合わせて、これからの時代に建築と建築家が果たす役割について展望する。
開催期間 |
2018/01/24(水)~2018/03/18(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 11:00~18:00 |
休館日 | 月曜日・祝日(ただし、2018/2/11は開館) |
入場料 | 無料 |
参加アーティスト | 常山未央(mnm)、猪熊純・成瀬友梨(成瀬・猪熊建築設計事務所)、能作文徳・能作淳平(能作アーキテクツ)、彌田徹・辻琢磨・橋本健史(403architecture [dajiba]) 他 |
会場 |
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会場電話番号 | 03-3402-1010 |
会場URL | http://www.toto.co.jp/gallerma/index.htm |
詳細URL | http://www.toto.co.jp/gallerma/ex170928/index.htm |