反重力は未だに空想科学の分類とされ、SF扱いされてきた。しかし、時が経てばいつしか反重力が可能となった未来が訪れるだろう。そのとき建築は重力から解放される。それまでの既存の形や考え方から逸脱し、新たな「建築」として生まれるだろう。

本展では、「反重力建築」をテーマに制作された建築ドローイングをもとに、反重力が可能となった世界の建築について展開しながら物語が組み立てられていく。そして会期中には、「反重力建築」は空想の産物ではなく後の未来に対しての提唱と、科学のロードマップのさらなる上の「超未来へのハイパーロードマップ」を基軸に、レクチャーイベントも開催される。そこでさらに「反重力建築」に踏み込んだ内容を、建築芸術家の姉咲たくみとUnbuilt architectとして活動している押山玲央の2人で、構想の組み立てを行う。

【関連イベント】
●レクチャーイベント「反重力建築の姿と世界」
日時：10月14日（土）　17:00～
ゲスト：姉咲たくみ（建築芸術家）、押山玲央（Unbuilt architect）