ミュージアム コレクションⅢ アフリカ現代美術コレクションのすべて

1960年前後に相次いで独立して以来、さまざまな困難に直面しながらも、近年はめざましい経済発展を遂げているアフリカ諸国。美術に目を向けると、複雑で多様な歴史的・文化的背景をそれぞれに折り込みながら、精力的に作品を制作するアフリカ出身のアーティストが数多く登場している。彼らの作品は1990年頃から欧米で注目され、2000年代以降は日本でも急速に関心が高まっている。
世田谷美術館では早くからアフリカに注目してきた。1989年にガーナ出身のサカ・アクエの個展を、また1995年には西および中部アフリカ出身の作家たちに注目する「インサイド・ストーリー:同時代のアフリカ美術」展を開催し、それまでアフリカ美術の紹介といえば伝統的な仮面や神像、あるいは素朴な民衆絵画が中心だった日本の動向に一石を投じた。本展では、これらの展覧会をきっかけに収蔵した9作家の作品が一堂に展示される。
【関連イベント】
●トーク
聞き手:塚田美紀(世田谷美術館学芸員)
会場:講堂
定員:当日先着140名
※参加費無料、その他手話通訳付
「美術・音楽・文学にみるアフリカの今(1)」
複数の語りの共存をめざして-アフリカの同時代美術の30年
日時:11月4日(日) 14:00~15:00(開場13:30)
出演:川口幸也(立教大学教授)
「美術・音楽・文学にみるアフリカの今(2)」
フォークとポップが交差するとき-アフリカン・ポップスの魅惑
日時:2019年2月11日(月・祝) 14:00~15:00(開場13:30)
出演:鈴木裕之(国士舘大学教授)
「美術・音楽・文学にみるアフリカの今(3)」
知っていることのその奥へ-絵本をとおしてみるアフリカ
日時:2019年4月7日(日) 14:00~15:00(開場13:30)
出演:村田はるせ(アフリカ文学研究者)
※そのほかの関連イベントは、下記詳細URLをご覧ください。
開催期間 |
2018/11/03(土)~2019/04/07(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~18:00(入場は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、12/24、2019/1/14、2/11は開館)、12/25、12/29~2019/1/3、2019/1/15、2/12 |
入場料 | 一般200円/65歳以上100円/大高生150円/中小生100円 |
参加アーティスト | サカ・アクエ、アナパ、ソカリ・ダグラス・キャンプ、ムスタファ・ディメ、エル・アナツイ、アブラデ・グローヴァー、アブドゥライ・コナテ、イッサ・サンブ 他 |
会場 |
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会場電話番号 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
会場URL | https://www.setagayaartmuseum.or.jp/ |
詳細URL | https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/collection/detail.php?id=col00102 |