東急 暮らしと街の文化――100年の時を拓く

'77新玉川線開通パンフレット、東京急行電鉄株式会社、1977年、電車とバスの博物館蔵 '77新玉川線開通パンフレット、東京急行電鉄株式会社、1977年、電車とバスの博物館蔵

東京の世田谷美術館にて、「東急 暮らしと街の文化――100年の時を拓く」が2025年2月2日まで開催しています。

—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—

本展は、「企業と美術シリーズ」の第5回として企画し、開催するものです。当館ではこれまでに、資生堂(2007)、髙島屋(2013)、東宝スタジオ(2015)、竹中工務店(2016)とタイアップし、この「企業と美術シリーズ」を開催してまいりました。

このシリーズのねらいは、人間の暮らしと密接な関係をもつ企業活動のなかで蓄積された、さまざまな文化的な側面に光をあて、各企業が保管している多種多様な資料を、歴史的、社会的な文化資源としてとらえ、そこから、私たちの日常の変化や展開、また社会の変遷を探ることにあります。

このたび、東急株式会社のご理解とご協力のもと、「東急 暮らしと街の文化――100年の時を拓く」を開催することとなりました。世田谷区内には世田谷線、田園都市線、大井町線、目黒線が走り、区内に駅は所在しないものの東横線も世田谷区民にとっては大切な暮らしの路線であり、東急バスの各路線が面的に地域をカバーしています。世田谷区南部のほとんどが、東急各線の沿線地域であるといっても過言ではありません。

東急の鉄道事業は、その多くが宅地開発と結びついており、その草創期は洗足、大岡山、田園調布の開発に根をおろし、戦後は多摩川を越えて、良質で大規模な多摩地域の宅地開発へと結びついています。田園都市線という名が示すとおり、東急は今もなお、田園と人間生活が交わる住環境を醸成し、たんに利便性を追求するのではなく、豊かな暮らしの時を提案しつづけていると言えましょう。

また、本展では、東急沿線に住んだ世田谷の美術家たちの仕事にも目を向け、さらに五島育英会、東急財団、五島プラネタリウム、五島美術館、電車とバスの博物館、Bunkamuraなどの社会的な事業も紹介し、それぞれが相まって、東京という大都市圏における生活基盤の整備に、どのようにコミットしてきたのかを探ります。

【会期】
※会期中に、一部の作品の展示替えがあります。
前期:2024年11月30日(土)~12月28日(土)
後期:2025年1月4日(土)~2月2日(日)

開催期間 2024/11/30(土)~2025/02/02(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~18:00(入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(1/13は開館)、1/14、12/29~2025/1/3
入場料 一般1,400円/65歳以上1,200円/大高生800円/中小生500円
会場
  • 世田谷美術館
  • 1F 展示室
  • 東京都世田谷区砧公園1-2
会場電話番号 03-3415-6011
会場URL https://www.setagayaartmuseum.or.jp/
詳細URL https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/detail.php?id=sp00221