
イタリアで「デザイン」という言葉が普及する前に代わりに使われていた「プロジェッタツィオーネ」という言葉は、実は現代において言われる「デザイン」よりも遥かに幅が広く、より人間的な創造的思考のメソッドを備えていた。イタリアでも消費文化の中で忘れがちなこの言葉だが、自然環境、社会環境、精神環境とあらゆる次元で危機に陥っている現代世界において、本当に社会的で持続性のある創造力を発揮するために、今一度学び直すべき創造思考となっている。
2018年は、その「プロジェッタツィオーネ」を実践してきたイタリアンデザインの父の一人、アキッレ・カスティリオーニ(1918-2002)の生誕100年にあたり、イタリアではさまざまなイベントが開催されている。
本フォーラムでは、カスティリオーニスタジオに出入りし、長年カスティリオーニの思考法に触れてきた演出家・批評家の多木陽介を迎え、生前のカスティリオーニの活動を事例に、極めてサステイナブルな創造力の方向性を示してくれる現代の指針的存在として、「プロジェッタツィオーネ」についてわかりやすく解説する。また、2019年3月に、クリエイターを対象に北イタリアで実施する「イタリアンデザインの本質、プロジェッタツィオーネを学ぶ旅」研修ツアーの公募説明も行われる。
開催期間 | 2018/11/01(木) |
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時間 | 18:30〜21:30(20:30~交流会) |
休館日 | 土曜日、日曜日、祝日 |
入場料 | 無料(交流会参加費1,000円) |
参加アーティスト | 多木陽介 |
会場 |
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会場電話番号 | 06-6316-8780 |
会場URL | https://www.mebic.com/ |
詳細URL | https://www.mebic.com/event/6969.html |