アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国
《ネゲルハル〔黒人の響き〕》1911年 ベルン美術館 アドルフ・ヴェルフリ財団蔵
ⒸAdolf Wölfli Foundation, Museum of Fine Arts Bern
ⒸAdolf Wölfli Foundation, Museum of Fine Arts Bern
アドルフ・ヴェルフリ(1864-1930)は、もっとも有名なアウトサイダー・アート(アール・ブリュット)の芸術家のひとりとして知られ、世界的に高い評価を受けている。スイスのベルン近郊の貧しい家で生まれた彼は、1895年にヴァルダウ精神科病院に入院し、66歳で没するまでの生涯をこの病院で過ごした。
病院内でヴェルフリは、「揺りかごから墓場まで」と題する壮大な自叙伝を描く。それは、ヨーロッパからアジア、南北アメリカの科学的探究に始まり、神々との結婚と聖アドルフ王国の設立、空想上の惑星への旅行へと拡大するヴェルフリ独自の世界観を、45巻25,000ページにわたって表したものであった。
本展は、ヴェルフリの主要な作品のほとんどを収蔵するベルンのアドルフ・ヴェルフリ財団の全面的な協力によって、ヴェルフリの画業を回顧する日本初の大規模な個展である。シュルレアリスムの画家たちの注目を集め、多くの芸術家に影響を与えてきたヴェルフリ作品の神髄を観ることのできる絶好の機会だ。
開催期間 |
2017/03/07(火)~2017/04/16(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 9:30~17:00(金曜日は20:00まで/いずれも入場は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日 |
入場料 | 一般1,300円/高大生800円/中学生以下無料 |
参加アーティスト | アドルフ・ヴェルフリ |
会場 |
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会場電話番号 | 052-212-0001 |
会場URL | http://www.art-museum.city.nagoya.jp/ |
詳細URL | http://www.art-museum.city.nagoya.jp/aw |