1968年 激動の時代の芸術
三原宏元(ビリケン商会)蔵|SCAI THE BATHHOUSE 協力
世界中で近代的な価値がゆらぎはじめ、各地で騒乱が頻発した1968年は、20世紀の転換点ともいうべき激動の年でした。日本でも、全共闘運動やベトナム反戦運動などで社会が騒然とするなか、カウンターカルチャーやアングラのような過激でエキセントリックな動向が隆盛を極めました。社会全体が高揚した雰囲気に包まれたこの時代には、現代美術をはじめ、写真・演劇・舞踏・映画・建築・デザイン・漫画などの領域においても、破壊的なエネルギーに満ちた先鋭的な試みが次々と生み出されました。学生運動やヒッピームーヴメントに代表されるような、既成の価値や体制に異議申し立てをおこなう時代の空気は、芸術家のあいだでも共有されていたのです。
本展は、1968年からちょうど半世紀が経過した2018年の視点から、約400点の作品や資料とともにこの興味深い時代の芸術状況を、回顧しようとする試みです。この時代の芸術を輪切りにして展観することで、新たに見えてくるものがあるのではないでしょうか。今から50年前に当時の芸術に親しんだ方も、これから出会う方も、展覧会場で1968年前後の熱気を感じ取っていただければと思います。
《本文は公式サイト紹介文より抜粋》
【関連イベント】
●対談「1968年と1980年代は地続きか?」
日時:2月11日(月・祝) 14:00~15:30
場所:静岡県立美術館 エントランスホール
登壇:森村泰昌(美術家)、木下直之(静岡県立美術館館長)
司会:川谷承子(静岡県立美術館上席学芸員)
※申込み不要
●対談「漫画と1968『月刊漫画ガロ』を中心に」
日時:2月23日(土) 14:00~15:30
場所:静岡県立美術館 講座室
登壇:ライアン・ホームバーグ(東京大学 特任准教授)、成相肇(東京ステーションギャラリー 学芸員)
定員:40名程度
※申込み不要、先着順
※そのほかの関連イベントは、下記詳細URLをご覧ください。
開催期間 |
2019/02/10(日)~2019/03/24(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~17:30(入室は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、2/11は開館)、2/12 |
入場料 | 一般1,000円/70歳以上500円/大学生以下無料 |
参加アーティスト | 北井一夫、宇野亜喜良、田名網敬一、梅田英俊 他 |
会場 |
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会場電話番号 | 054-263-5755 |
会場URL | http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/ |
詳細URL | http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/exhibition/detail/44 |