
年間200名以上の訪日外国人のガイドをつとめる著者が紹介する、ニッポンのおみやげ指南本です。定番からちょっと意外な「変化球おみやげ」まで、ユーモラスなエピソードを交えてたっぷり紹介しています。
2020年の東京オリンピックに向けて、外国からの旅行者は今後もさらに増えていくことが予想されます。海外の友人やお客さまにおみやげを渡したり、おすすめを聞かれたり、時には買い物に同行する機会もあるかもしれません。そんなとき、相手の心をきゅっとつかんで「ニッポン」をより知ってもらうために、気の利いたおみやげを選びたいもの。なにがどう喜ばれているのか、さまざまな反応や意外なモノの意外な使い道など、通訳ガイドという職業ならではの視点で描かれる“おみやげ話”。おみやげ選びの参考にするだけでなく、読み物として日本のものづくりの魅力を再発見できる1冊です。
中川寛博 (ナカナカ グラフィック)おすすめコメント
おみやげとは「おもい」をあげること、相手をイメージして1番喜んでくれそうなものを選ぶ。そんな著者のおもいとエピソードが詰まった“おみやげ”を、大切に木箱に詰めるイメージでデザインしました。
本表紙はお茶箱や桐箱のような、シンプルかつ力強いイメージをタイポグラフィだけで表現しています。バックの木のマテリアルは、本書内で紹介している「変化球おみやげ」のヒノキのまな板の画像を使用しています。そして帯は、木箱に熨斗を巻いてこの本自体が“おみやげ”となるような装丁にしています。
本文では、エピソードに出てくるような子どもから年配までの海外ゲストや、写真では絵になりづらい意外な人気のおみやげアイテムなどを、イラストレーションでユーモラスにビジュアルを表現しました。ちなみに私の今回の驚きのイチオシは、アマノフーズの「いつものおみそ汁」(特にあさり!)です。
プロフィール:中川寛博
2004年東京造形大学デザイン学科卒業後、岡本一宣デザイン事務所を経て、2016年にデザイン事務所ナカナカ グラフィックを設立。エディトリアルデザインを中心に、パッケージデザイン、CI、VI、Web、広告まで、デザインにまつわるさまざまな事柄に携わって活動。
https://www.nakanakagraphic.com/
発行 | アノニマ・スタジオ |
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著者 | 豊嶋操 |
デザイン | 中川寛博(ナカナカ グラフィック) |
編集 | 浅井文子 |
仕様 | 四六判、並製、カバーなし・帯あり、120ページ |
価格 | 1,500円(税別) |
ISBN | 978-4-87758-780-2 |