日本のシビックエコノミー

私たちが小さな経済を生み出す方法

日本のシビックエコノミー

本書は2014年刊の「シビックエコノミー 世界に学ぶ小さな経済のつくり方」(00著、石原薫訳)を受けてつくられた、日本における初めてのシビックエコノミーの入門書。

いま世界中で、既存のジャンルを横断し、民間・行政・第三セクターの枠を超えたシビックエコノミー=「市民主体の新しいエコノミー」が生まれている。

たとえば、孤食を避けるための地域のハブとなる場づくり、空き家問題のためのリノベーション、市民出資によるエネルギーの事業と地産地消、地域の人と素材にこだわるものづくり、生産者と消費者(地方と都会)を深くつなぐメディア……。規模の大小はあれど、いずれもパブリックマインドをもち、柔軟にその地域に溶け込んで「新しい循環」を生んでいる。

「シビックエコノミー」を先導しているのはイギリスに対して、日本ではどのような地域にどんなイノベーションが生まれているのか?さまざまな地域やコミュニティを調査・検証。当事者に話を聞くなかで見えてきた、日本ならではの創意工夫をまとめた1冊。

編集 紫牟田伸子+フィルムアート社=編
取材・執筆 紫牟田伸子、江口晋太朗、太田佳織、岡部友彦、小西智都子、二橋彩乃
仕様 A5判、並製、248ページ
価格 2,000円(税抜)
ISBN 978-4-8459-1567-5