小田急電鉄「ロマンスカーデビューキャンペーン」

新型ロマンスカーがデビューする際の、新宿駅ジャックのグラフィックデザインです。

ロマンスカーは老若男女問わず愛される、キャラクター性の強い人気のある電車なので、新型のデビューというのは新幹線の新型デビューより、ある部分では大きなインパクトのあるできごとだと思いました。

今回、新宿駅のジャックということで、とても多くのビジュアルが必要だったため、1枚の強いビジュアルを作成し展開するのではなく、広告面全てを足して、パワーを出す必要があると考えました。そこで、アイコンのようなロマンスカーのキャラクターをつくり、それを記号的に“ストライプ”、“ボーダー”、“ドット”、“面”として使用し、新宿駅全面を埋め尽くすのが良いのではと思いつきました。

写真で制作するとかっこ良くなりすぎるとも考え、ロマンスという言葉の響きから、家族的な感じ、憧れより親しみを受けたので、ロマンスカーをキャラクター化することで親しみのあるアイコンとなるのではとも考えました。広告が貼り出された後の反応ですが、ロマンスカーは想像以上にファンが多く、キャラクターが確立されていたことを強く感じました。

木住野彰悟(6D)

スタッフ

クリエイティブディレクター/ 渕上将一(小田急エージェンシー)
アートディレクター/木住野彰悟(6D)
デザイナー/木住野彰悟(6D)、田上望(6D)
撮影/藤本伸吾(sinca)