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多摩美術大学


行為をかたちにする

川田拓人 / グラフィックデザイン学科

これから物を作っていく
っていく上で、作品を通して見る側へのコミュニケーションの成立を考えたとき、いかに共感を産めるかという点に着目し、誰にでも分かるような生活のなかの行為をモチーフにコミュニケーションを試みました。実生活において幸せを感じたりすることは、日常のちょっとした変化から生まれるのではないかと感じ、普段よく目にする物を少し新しい形に作り替えてみました。「無意識にしてしまう行為」「誘発する行為」「似ている行為」と、3つの項目をもうけ、各々の題目にあった立体物を制作しました。見た人の日常が少しでも楽しく感じてもらえたら成功です。
(写真左上)クッション辞書
勉強している間に辞書などの大型の本に顔をもたげてしまう行為を形にしました。
(写真右上)レシートパッケージガム
ガムを捨てる際に銀紙がないとき、代わりにレシートにくるんで捨てる行為を形にしました。
(写真左下)をてもと折り紙
定食屋、そば屋などで食事が終わった際に、御手元が入っていた袋を折るという行為を形にしました。
(写真右下)角積み木
コーヒーや紅茶を飲む際に一緒についてくる角砂糖を手持ち無沙汰で積み上げて遊んでる行為を形にしました。

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