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2008 ミラノサローネレポート
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【 桐山登士樹+西中川 京 】 ミラノサローネレポート

【 Size it down! スモールサイズ登場 】

今年のサローネでは、それぞれのメーカーの代表作がサイズダウンされて再発表された。不況の影響で大きなサイズは売れなくなっているのか、デザインファニチャーの消費者であるヨーロッパバブル期に生まれたブルジョアボヘミアンの所得が落ちてきているのか、それとも彼らの子供をターゲットにしているのか、ヨーロッパの住空間が狭くなってきているのか、理由は様々に推察できるが日本の住宅環境においては使いやすいサイズになっている。カッペリーニのノヴェンブレデザインのORGテーブル・ミニサイズは99台のリミテッドエディションで販売。写真ではわかりづらいが、小さいサイズならではの存在感がかわいらしい。

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Cappellini/Mini Bottole/Barber & Osgerby
昨年発表されたボトルテーブル(直径100センチ、高さ73センチ)を直径45センチ、高さ42センチにサイズダウン。

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Cappellini/ORG limited edition/Fabio Novembre
カッペリーニのアイコンにもなっているテーブルをサイズダウン。硝子天板にドローイングを入れ99台の限定で販売。

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Droog/Chest of drawers/Tejo Remy
言わずと知れたドローグの名品も1/2程度のサイズに縮小。小振りになって家の中にも置きやすくなった。

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Kartell/Lou Lou Ghost/Philippe Starck
カルテルの代表的な椅子ルイゴーストのベイビーバージョン。大人と全く同じ形状で子供用にサイズダウンした。色も今年らしく明るい色で揃えてある。

【 Think economically, act ecologically 】

ボタニカルとしてのグリーンをキーワードにしたデザイナーやメーカーやそれを使用したデコレーションも数多く見られた今回のサローネ。それとは別にエコロジーとしてのグリーンをテーマにした展覧会がインテルニ誌主催で開催、有名建築家/デザイナーがそれぞれエコロジカルでエコノミカルな展示を手掛けた。エコロジーは21世紀の命題。カッペリーニ社はCappellini♥loveプロジェクトを立ち上げ、新しいデザインをリサイクルマテリアルで発表した。

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Cappellini/Cappellini♥love /PO0810,0811Stephen Burks
カッペリーニの始めたエコプロジェクト。リサイクル用紙を使ったテーブルはアフリカで手仕事によって作られたもの。


Ingo Maurer
emu/Ivyシリーズコーヒーテーブル/Paola Navone
太陽電池が埋め込まれて自家発光するコーヒーテーブル。インテルニ主催のGreen energy design内でも展示。

Ingo Maurer
Meritalia/Stardust/Mario Bellini
梱包剤を使って作られた光る家具シリーズ。インテルニ主催のGreen energy designで再び注目を集めた。


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