Swaying Vessel 17

2019

静かな形の中に動きや流れを意識したうつわの作品。

表面に漆で紐を巻きつけつつ、あえて最後まで巻かず素地である乾漆の表面を残し、その部分を鏡面仕上げとした。そのことにより、形に沿い浮かび上がった表情と残った面が、図と地の関係性を生み、独特の模様をつくり出している。

2021年 国際工芸アワードとやま 奨励賞受賞

素材:漆・麻布・綿紐
サイズ:H52×W40×D40cm

野口健(漆芸家)

野口健(漆芸家)

大阪府出身。2010年に金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科修了。2013年に金沢卯辰山工芸工房修了。

2008年 工芸都市高岡クラフト展 奨励賞。2009年 工芸都市高岡クラフト展 グランプリ。2012年 伊丹国際クラフト展「酒器・酒盃台」 奨励賞。2013年 第69回金沢市工芸展 北陸放送社長賞。2014年 テーブルウェア・フェスティバル 大西長利審査員賞。2020年 テーブルウェア・フェスティバル 優秀賞。2021年 国際工芸アワードとやま 奨励賞。

2013年以降、京都、金沢、東京、韓国、台湾にて個展を開催。高岡市デザイン工芸センター(富山)に収蔵。ハイアットセントリック金沢(石川)の設置作品も制作。現在は石川県金沢市にて制作を継続している。

2021/12/15 14:45