見て、買って、作って、体感する「New Jewelry 2015」過去最大規模で開催

見て、買って、作って、体感する「New Jewelry 2015」過去最大規模で開催

新しくクリエイティブなジュエリーを紹介する展示販売会「New Jewelry 2015」が、東京・千代田区の3331 Arts Chiyodaで12月4日から12月6日まで開催された。

「New Jewelry」は2010年に開催された第1回が話題となり、それ以降、主要都市の百貨店やセレクトショップ、ギャラリーにてポップアップストアや共同イベントを開催してきた。

今回も「見て、買って、作って、体感する」というコンセプトを実感できる3日間となり、会場は自分に合うジュエリーを探しにきた人で溢れていた。以下、新しい表現に満ちたジュエリーの中から一部を紹介したい。

Sur(サー)

眼鏡の素材に新たな価値を見出したアクセサリーブランド。デザイン+ものづくりカンパニー「TSUGI」が、福井県鯖江市の眼鏡メーカーから端材を使えないかと相談されて始まったブランド。

Sur / 透き通るような質感のパーツは、眼鏡のフレームに使われる「セルロースアセテート」という素材でつくられている

Sur / 眼鏡のフレームの端材が魅力的なジュエリーに

EVLiN

おもに素材に樹脂を使用したアクセサリーブランド。コンセプトは、「どこかのだれかの『とっておき』なモノでありたい」ということ。最近の作品は、女性の体の曲線や柔らかさ、艶めきなどからヒントを得て、形にしているという。

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EVLiN / ヴィンテージのスパングルやビーズ、ドライフラワーなどさまざまなパーツが閉じ込められている

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EVLiN / まち針が閉じ込められた、刺激的なピアス

KODAMA TOKI

白磁を基調としたアクセサリーやテーブルウェアをあつかうブランド。おもに石膏型を用いた陶磁器の制作を行っている。

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KODAMA TOKI / 金属色と白磁の白のコントラストが魅力的

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KODAMA TOKI / イヤリング着用イメージ

KenichiKondo

色彩豊かなガラス質の釉薬と、繊細な金属の仕事から生まれる七宝ジュエリーブランド。丸や四角、しずく形といったシンプルな形は、毎日つけても飽きがこないデザインが魅力。デザイン・制作は近藤健一氏によるもの。

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KenichiKondo / 七宝のつややかな素材感と色合いが特徴

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KenichiKondo / 小さな恐竜や富士山のような形など、心をくすぐられる魅力的なモチーフばかり

Jens

ファッションブランド「Jens(イェンス)」の、作家の手を活かしたコンテンポラリーなジュエリー。軽石をジュエリーの素材として使用している。

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Jens / 軽石の形を整え、樹脂でコーティングしたものがネックレスに使われている

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Jens / 軽石をラフに砕いたものを樹脂でコーティングした指輪

総勢100組が出展し、過去最大規模となった今回は3日間で7,000人以上の人が訪れたという。今後もどんどん広まりを見せそうな展示会にぜひ注目してほしい。