2016年9月1日に池袋パルコに移転した、パルコミュージアムで開催中の「PARCO DESIGN MUSEUM『保存展』」。「PARCO DESIGN MUSEUM」は、インテリアとデザインを軸に活動する、「アッシュ・ペー・フランス BATOMA(場と間)」がプロデュースする、デザインをより身近に楽しみながら学べる体験型展覧会だ。デザインやアートを楽しむきっかけづくりを行い、池袋の街が大人も子供も訪れる“楽しい”カルチャーの発信地となることを目指している。本展はそんなシリーズの第1弾。
第1弾の今回は、人類の発展に不可欠だった「保存」を、“アート” “デザイン” “食” などを切り口として、多種多様な「保存」のあり方を紹介している。会場には、標本や家電、インテリアなどさまざまなコレクションが並んだ。
アート
会場でひときわ目立っていた、ビビッドな色をした透明標本。アーティストの冨田伊織さんが北里大学水産学部在学中に、研究用の透明骨格標本に魅せられ独自に制作を開始したものだ。2008年5月、新世界「透明標本」として活動を開始。その独特の世界観で脚光を集めている。この独特の色合いは、たんぱく質を酵素で分解し、肉質を透明に、硬骨を赤紫、軟骨を青色に染色しているのだそう。
デザイン
歴代のマッキントッシュ製品は家電蒐集家の松崎順一さんがコレクションしているもの。「僕の視点でマックが一番マックらしかった、OS9時代を凝縮し、さらにパソコンというカテゴリーを超えたマックが持つモノとしての魅力」について、本展で表現しているのだそう。アートピースとして展開している。
そのほか、インテリアや植物、酒瓶などのコレクションも並ぶ。中古家具・古物はさまざまなブランドの立ち上げに携わる、中里恭宏さん(Arche’ologie・ブランドディレクター)のコレクション。
食
また、「食」をテーマにしたコーナーでは人類の発展に不可欠だった食品の“保存”として、「少数民族の保存」「発酵」を切り口にさまざまな保存のあり方を紹介している。
細胞のヒダのような独特の間仕切りや吊るされた稲穂など、今回の会場構成を担当したのはSUPPOSE DESIGN OFFICEの吉田愛さん。それぞれのコーナーに合わせた特徴のある構成が展示の世界観をさらに深めていた。
自分が展示するとしたら何のコレクションかな…?と考えながら作品を見るのも楽しい展示だ。会期は10月30日までなので、お早めに足を運んでほしい。
会期:2016年10月21日(金)~10月30日(日)
時間:10:00~21:00(最終日は18:00閉場)
会場:PARCO MUSEUM(池袋パルコ本館7F)
詳細:http://www.parco-art.com/web/museum/exhibition.php?id=1008