設立100周年を迎えた老舗のマッチ製造会社・日東社から、ブルー&ホワイトで統一された新デザインのマッチ「ブルーラベル」が2025年11月に発売されました。
本記事では、ブランドマッチの意匠を受け継ぎながら、いまの暮らしに寄り添う姿として生まれた同製品の背景やコンセプトなどについて、同社の大西潤さんにうかがいました。
■背景・コンセプト
1970年代の使い捨て100円ライターの登場によりマッチの代替品の普及、近年では飲食店での禁煙が進み、広告用として使用されていたマッチの需要が激減し、戦後は1973年をピークに市場生産量が100分の1に落ち込みました。日東社も苦境に立たされながら、同業他社からの譲渡やOEMなどにより、日本でマッチを一貫生産しているメーカーはわずか2社。そして生産量はマーケットのトップシェアとなりました。
設立100周年を迎えたことを契機に、マッチの事業の価値を見直すプロジェクトを社内で立ち上げ、ディアンドデパートメント株式会社にデザインディレクションで伴走支援いただきながら生まれたのが、マッチのニュースタンダード「BLUE LABEL MATCH」です。

(左)過去の商品(右)マッチのニュースタンダード「BLUE LABEL MATCH」桃印
■特徴
原点である「ブランドマッチ」の意匠を受け継ぎ、いまの暮らしに寄り添うかたちとして生まれたのが「ブルーラベル」です。100年の歩みのなかで培ってきた知恵と技術をあらためて見つめ直し、現代にふさわしいマッチのあり方を追求しました。
ブルー&ホワイトに統一されたデザイン。軸木も藍色に染め上げ、火を灯す瞬間を特別なひとときに変える。その小さなマッチ箱には、100年の想いが封じ込められています。温故知新の精神から生まれた、現代のクラシックマッチ。小さな炎が、あなたの暮らしにそっと灯りを添えます。

桃印
■商品企画担当の大西潤さんのコメント
これまではお取引先さまからご注文いただいたマッチをつくることだけを生業としてきた弊社は商品企画部などなく、マッチの価値を再定義するところからスタートした新たなチャレンジでした。「ブルーラベル」の開発で、マッチ業界だけでなく日東社にも新たな火が灯されました。これをきっかけに、今後も新たな「火を興す」を実現し続けます。
「マッチといえば日東社。になる」を実現するスタートを切れたいま、今後も兵庫県姫路市の地場産業のひとつであるマッチの火を灯し続けるために、日々試作を繰り返し、マッチの新たな可能性を広げていきます。

時計印
ブルーラベル
| サイズ | 寸法(1箱あたり):35mm×56mm×16mm(幅×奥行×高さ) |
|---|---|
| カラー(バリエーション) | 7types(燕印、桃印、象印、パイプ印、旭馬印、時計印、大丸印) |
| 内容 | 入数(1箱あたり):32本以上 |
| 価格(税抜) | 500円 |




