「大阪・関西万博」会場に設置される、迎賓館など3施設のイメージパース図が公開
迎賓館 内観イメージ
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」会場に整備される、迎賓館・大催事場(EXPO ホール)・小催事場(EXPO ナショナルデーホール)の3施設のイメージパース図を公開した。
迎賓館のデザインは、自然光、自然通風、自然素材を使用し、環境性、快適性を両立するとともに賓客に日本らしいおもてなしと感動を感じられる空間を創造。日本と世界をつなげる「輪の回廊」、日本の自然を大切にする心を表現した庭園、世界の人々と共有する広い空、そして平明な屋根、それらを和の回廊でつなぐことをコンセプトとしている。
1970大阪万博の「太陽の塔」を連想させる「EXPO ホール」は、会場全体のシンボルとして大地から立ちあがる力強い姿を表現。客席・舞台が一体となった円形劇場は、質感ある純白の布地で包み、「いのち輝く未来」を象徴する祝祭空間をつくり出している。
「EXPO ナショナルデーホール」は、複数の帯状スラブが織りなす屋外の広がりと、屋内の催事場が入り混じる生き生きとした環境を目指した設計となる。敷地に対して斜めに傾いた帯の方向は、関西を斜めに貫く地形のしわと同期し、淀川水系へと抜ける定常風の方向ともおおむね一致するデザインとなっている。