「コクヨデザインアワード2023」の受賞作品が決定、グランプリは仕切りのない絵画用パレットの提案
![「コクヨデザインアワード2023」グランプリ受賞作品「Sahara」](https://www.japandesign.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2023/03/sub8.jpg)
コクヨ株式会社が主催するプロダクトデザインコンペ「コクヨデザインアワード2023」の最終審査会および受賞作品発表が2023年3月18日におこなわれ、受賞作品3作品が決定した。
同アワードは、次世代を担うデザイナーの発掘と、商品化を通じた活躍支援を行う国際コンペティション。20回目となる今回は、「embrace」をテーマに、社会が直面する課題や、人それぞれの違いを受け入れ、肯定することにより、見る人や使う人を前向きにするプロダクトデザインの提案が募集された。
国内外56カ国から合計1,023点の応募があり、最終審査では、2022年11月の一次審査およびパテント調査を経て選出された10作品のプレゼンテーションと模型審査を実施。その後、審査員による最終審議によって受賞作品を決定した。
グランプリを受賞したのは、王尾仁思による作品「Sahara」。同作品は、砂漠をイメージさせる仕切りのないひと続きの絵画用パレットの提案で、「のびのびとした絵を描くためには、のびのびとした道具が必要なのでは?」という考えから生まれた。また、優秀作には、「落ち葉を模した色鉛筆」(吉田峻晟)、「EMBRACE NOTE」(Guo Chenkai)の2作品が選ばれた。