「コクヨデザインアワード2024」の受賞作品が決定、グランプリは自分のほしい形を自分でつくる「削鉛筆」
コクヨ株式会社が主催するプロダクトデザインコンペ「コクヨデザインアワード2024」の最終審査会および受賞作品発表が2024年3月16日におこなわれ、グランプリ1作品と優秀賞3作品が発表された。
同アワードは、次世代を担うデザイナーの発掘と、商品化を通じた活躍支援を行う国際コンペティション。21回目となる今回は、「primitive」をテーマに、本来、自然に近い「本来の」状態、磨かれる前の「根源的な」状態を表現する言葉を「本質の再定義」と解釈し、これからの未来に本質として残るプロダクトデザインを募集した。
国内外51カ国から合計1,480点(国内876点、海外604点)の応募があり、最終審査では、2023年11月の一次審査およびパテント調査を経て選出された10作品のプレゼンテーションと模型審査を実施。その後、審査員による最終審議によって受賞作品を決定した。
グランプリを受賞したのは、伝野輔による作品「削鉛筆」。同作品は、自分の欲しい形を自分で作る、素材としてのプロダクトの提案を行った。優秀賞には、「Memento」(田中聡一朗)、「移ろう色鉛筆」(大原衣吹)、「滴付箋」(フカタカ/佐藤貴明、深沢真緒)の3作品が選ばれた。