大阪・関西万博会場施設の設計を担う、若手建築家20組が発表

大阪・関西万博会場施設の設計を担う、若手建築家20組が発表

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が、大阪・関西万博会場内の「休憩所」「ギャラリー」「展示施設」「ポップアップステージ」「サテライトスタジオ」「トイレ」など、計20施設の設計業務を担う若手建築家20組23名を発表した。

同業務の募集は、大阪・関西万博を若い世代の活躍・飛躍のきっかけとするため、今後の活躍が期待される若手建築家を対象におこなわれたもので、「多様でありながら、ひとつ」というデザインコンセプトのもと、SDGs達成につながるとともに、個性豊かで魅力的な施設を創出する意欲的かつ大胆な提案が求められた。審査は、256点の応募の中から、2025年日本国際博覧会会場デザインプロデューサーの藤本壮介、建築家の平田晃久、吉村靖孝という3名の評価委員が審査をおこなった。

藤本壮介は、「まず多様なアイデアを実現したいということ、また通常の建築では実現できないかもしれない実験的な試みも、飛距離の大きさや細部や実現性への眼差しの確かさによってしっかりとすくい取りたいという思いがありました」と述べ、「それぞれの建築家が孤立するのではなく、しっかりと横の連携をとり、さらに建築家同士の活発な議論をおこないながら、設計プロセスを進めていきたいと考えています。そのプロセス自体も、とてもエキサイティングなものとなるでしょう」と期待を寄せている。

【20施設の設計を担う建築家】
大西麻貴(一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希/o+h)
工藤浩平(工藤浩平建築設計事務所)
山田紗子(一級建築士事務所合同会社山田紗子建築設計事務所)
服部大祐・新森雄大(一級建築士事務所Schenk Hattori + Niimori Jamison)
金野千恵(一級建築士事務所teco株式会社)
小室舞(KOMPAS JAPAN 株式会社一級建築士事務所)
桐圭佑(KIRI ARCHITECTS)
三井嶺(株式会社三井嶺建築設計事務所)
萬代基介(一級建築士事務所 萬代基介 建築設計事務所)
佐々木慧(axonometric株式会社一級建築士事務所)
野中あつみ(株式会社ナノメートルアーキテクチャー一級建築士事務所)
佐藤研吾(佐藤研吾建築設計事務所)
棗田久美子(GROUP 一級建築士事務所)
小林広美(Studio mikke 一級建築士事務所)
小俣裕亮(小俣裕亮建築設計事務所一級建築士事務所)
浜田晶則(株式会社浜田晶則建築設計事務所 AHA一級建築士事務所)
米澤隆(米澤隆建築設計事務所)
隈翔平(KUMA&ELSA一級建築士事務所)
鈴木淳平・村部塁・溝端友輔(HIGASHIYAMA STUDIO + farm + 株式会社NOD)
斎藤信吾(斎藤信吾建築設計事務所)

https://www.expo2025.or.jp/news/news-20220808-02/