隈研吾が設計、鎌倉彫にインスパイアされた外観デザインの「英国アンティーク博物館BAM鎌倉」が9月23日オープン

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隈研吾が建築設計を手がける「英国アンティーク博物館BAM鎌倉」が、9月23日にオープンする。

「次世代にアンティークの世界を伝え、ものや人を引き継ぐすばらしさ、大切さを多くの方に感じ取ってもらいたい」というメッセージが込められた同館。フロアごとに「ジョージアン時代」「シャーロック・ホームズ」「ヴィクトリア時代」といったテーマを設け、100年以上の歴史を持つ本物のアンティークが展示される。展示物は、英国アンティーク輸入やイギリス関連イベントのコーディネートを手がけ、同館館長を務める土橋正臣が収集したもの。

施設の外観は、鎌倉彫をモチーフに、ヒノキを前面に使用したデザイン。設計を担当した隈氏は、「今回、鎌倉の歴史ある段葛の参道に建つ英国アンティーク博物館BAMには、土橋氏の集めた100年以上の歳月を吸い込んだ純粋なアンティークが並びます。そういった意味で建物のデザインは、どこまでも純粋でなければならないと考えました。幾度となく熟考を重ねた結果、すべての窓をなくしシンプルに整え、鎌倉の伝統文化を象徴する鎌倉彫にインスピレーションを受けたファサードを採用しました」と、メッセージを寄せている。

https://www.bam-kamakura.com/