顧問に隈研吾が就任、バーチャル建築物や空間デザインの研究組織「Metaverse Architecture Lab」が設立
株式会社サイバーエージェントが、メタバース空間における建築物や空間デザインの研究・企画・制作を行う専門組織「Metaverse Architecture Lab(メタバースアーキテクチャラボ)」を7月に設立。顧問には、建築家で東京大学特別教授・名誉教授の隈研吾が就任した。
昨今、実在する都市と連動した仮想空間やバーチャル店舗などの構築が盛んにおこなわれているメタバース空間。今回設立された新組織では、簡易テンプレートによるバーチャル店舗の構築や、実在する街並み・実店舗などの再現のみならず、建築基準法など現実世界の物理的な制約から開放されたオリジナルのバーチャル建築物を制作。
同組織では隈研吾とともに、従来の概念にとらわれないメタバース空間ならではの空間デザイン、バーチャル建築物により、新たなユーザー体験の創造や企業のブランド価値の向上を目指すという。設立にあたり隈は、「制限のない空間だからこそ実現できる建築の可能性を探りたい」とコメントしている。
今後は、空間デザイナーやCGアーティストなどクリエイター・デザイナー職の採用を増やし、さらなる体制強化を図る。