第60回ミラノサローネが、ロー・フィエラミラノで6月7日から開催

第60回ミラノサローネが、ロー・フィエラミラノで6月7日から開催

イタリア・ミラノを舞台にした「第60回ミラノサローネ国際家具見本市」が、2022年6月7日から6月12日まで開催される。

同見本市は、毎年ミラノで開催される家具見本市で、世界中から集まるさまざまな企業の新製品やデザイナーによる展示などが行われる。例年、6日間の会期中に30万人以上の来場者が予想され、世界一のデザインの祭典と言われている。

60回目という節目を迎える今回は、見本市として重要な品質や革新性、美、そして「サステナビリティ」視点を特に重視する回となることが発表された。出展者やブースの設計・施工者に対し、サステナビリティに関する基本的な基準の一連のガイドラインを発表して配布。再利用可能な素材やリサイクル素材、環境負荷の低い素材の使用などを推奨しており、60周年を記念して開催される、建築家マリオ・クチネッラによる大型インスタレーションでも「デザイン・ウィズ・ネイチャー」と題し、環境保全への取り組みが紹介される予定だ。

エミリアーノ・ポンツィーが描いたコミュニケーションキャンペーンイメージ 2/6(‘70年代)

また今回、同見本市のコミュニケーションキャンペーンイメージを手がけたのは、ミラノを拠点に活動するイラストレーターのエミリアーノ・ポンツィ。1960年代のミラノのインテリア、1970年代の労働者階級の街、1980年代の飲食・ファッション・デザインなど、過去60年間のミラノとデザインのつながりを表現した作品が、ミラノサローネへの期待感を盛り上げる。なお、イメージポスターはAR(拡張現実)ポスターになっており、ミラノサローネの公式アプリ内をダウンロードして「A/R」コンテンツからポスターをかざすとイメージが動き出す仕様になっている。

■ミラノサローネ公式サイト
https://www.milanosalone.com/