UDSが施設デザインを手がける、小田急電鉄初の展示施設「ロマンスカーミュージアム」が海老名駅前にオープン
小田急電鉄株式会社初の屋内常設展示施設「ロマンスカーミュージアム」が、小田急線海老名駅隣接地に4月19日オープン。UDS株式会社が企画・設計・運営を手がけている。
同施設のコンセプトは「“子ども”も“大人”も楽しめる鉄道ミュージアム」。鉄道ファンや子どもに限らず幅広い層が楽しめ、鉄道そのものに加えて小田急線沿線の魅力も感じることができるミュージアムを目指している。2階建ての館内は「ヒストリーシアター」、「ロマンスカーギャラリー」、「ジオラマパーク」、「キッズロマンスカーパーク」の計4つの展示ゾーンからなる。
同施設の企画・設計・運営を手がけたUDS株式会社は「Playing Garage -魅せる検車庫」をコンセプトに、ロマンスカーをはじめとした展示物やコンテンツが映えるよう、外装も施設内も色を抑えた空間デザインを行っている。
エントランス中央には、複数のロマンスカーを重ねて浮かび上がったシルエットをもとにデザインされた、木で組み上げたロマンスカーのオブジェを配置。その奥にはミュージアムカフェ「ROMANCECAR MUSEUM CLUBHOUSE」があり、まちに開いたカフェとして、海老名駅につながるペデストリアンデッキに面したガラス戸は、フルオープンできるようになっている。
また、同施設のロゴは、「ロマンスカー(Romancecar)」と「鉄道(Railway)」の頭文字である“R”をベースに、トンネルを通過する「流線形の列車=ロマンスカー」が表現されている。カラーリングにはロマンスカーの代表的な色であるオレンジ色が使用された。