東大先端研が資生堂やソニーら9社と共同で「先端アートデザイン社会連携研究部門」を開設

東大先端研が資生堂やソニーら9社と共同で「先端アートデザイン社会連携研究部門」を開設

国立大学法人東京大学先端科学技術研究センター(以下、東大先端研)が、資生堂、住友商事、ソニー、日本たばこ産業、マツダ、ヤマハ、ヤマハ発動機、リクルート、BLBG(ブリティッシュ・ラグジュアリーブランド・グループ)の9社と共同で「先端アートデザイン社会連携研究部門」を設置した。

1987年の設立当時から、文理融合の学際的研究拠点として発展してきた東大先端研。新たに設置された同研究部門では、世界をリードする企業や東大先端研の研究者、アートやデザイン領域の第一線で活躍するプロフェッショナルが分野横断的な研究グループを結成。多様な視点で生み出されるアイデアをスピーディーに社会実装し、複雑化する社会の諸問題にバランスよく立ち向かえる未来の人材育成を目指すという。

なお、同研究部門では、デザイン、アート、デザインエンジニアリングの3つのラボが横断的に推進される。デザインラボは、ミラノを拠点に国際的に活躍するデザイナーの伊藤節および伊藤志信、アートラボは、東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターでありバイオリニストの近藤薫、デザインエンジニアリングラボは、TANGENTの創業者でロンドンを拠点に活躍してきたデザインエンジニアの吉本英樹のそれぞれが中心となる。また、東大先端研所長で生命知能システム分野教授の神崎亮平が、部門の研究統括を担う。

https://www.aad.rcast.u-tokyo.ac.jp/