「宮崎駿展」がアカデミー映画博物館の開館記念展として開催。2021年4月末にアメリカ・ロサンゼルスにオープン

『風の谷のナウシカ』(1984)イメージボード 宮崎駿 © 1984 Studio Ghibli・H 『風の谷のナウシカ』(1984)イメージボード 宮崎駿 © 1984 Studio Ghibli・H

「アカデミー賞」を主催するアメリカの映画芸術科学アカデミーによる「アカデミー映画博物館(Academy Museum of Motion Pictures)」が、2021年4月30日(日本時間2021年5月1日)にアメリカ・ロサンゼルスにオープンする。開館を記念し、館内のMarilyn and Jeffrey Katzenbergギャラリーにて「宮崎駿展」が開催される。

映画の芸術と科学に特化した施設である同博物館。映画の世界観が体験できるだけでなく、実験的で教育的な要素も考えられており、博物館という域を超えて映画や映画製作などの体験と見識を提供することを目指している。

開館記念展となる「宮崎駿展」は、スタジオジブリの企画・制作協力のもと、北米では初となる宮崎駿監督に焦点を当てた回顧展。宮崎駿監督の長編アニメーション作品『となりのトトロ』(1988年)や、アカデミー賞受賞作品である『千と千尋の神隠し』(2001年)などから、オリジナルイメージボードやキャラクターデザイン、絵コンテ、レイアウト、背景画、ポスター、セルなど、海外初出品のものを含む300点以上が展示され、半世紀を超える宮崎駿監督のキャリアを振り返る展示となる。

https://www.academymuseum.org/en/exhibitions/hayao-miyazaki