「コクヨデザインアワード2020」の受賞作品が決定。グランプリは廃材からつくる鉛筆の提案

「コクヨデザインアワード2020」の受賞作品が決定。グランプリは廃材からつくる鉛筆の提案

3月14日に、コクヨ株式会社が主催するプロダクトデザインコンペ「コクヨデザインアワード2020」の最終審査が行われ、グランプリ1点を含む受賞作品4点が決定した。

「♡」をテーマに作品が募集され、55ヶ国から1,377点の応募が集まった同アワード。グランプリには、オバケ(友田菜月・三浦麻衣)による作品「いつか、どこかで」が選ばれた。

同作は、木造建物を解体した後の廃材からつくる鉛筆の提案で、側面にはこの木材が使われていた住所と部材名が記される。一本一本異なる質感や木目、キズ、日焼け跡などが特徴で、製品の豊かな表情から「今じゃないいつか、ここじゃないどこか」を想起させるプロダクトだ。

また、優秀賞3作品には「オルゴールテープカッター」(鳥山翔太・柳澤駿)、「オヤコゴコロ」(山川洋平)、「FROM TREE TO FOREST」(Tuncay Ince)が選ばれた。

なお、今回の最終審査会および表彰式は新型コロナウイルス感染拡大防止のため一般来場は中止され、会場の審査員に対してファイナリストは映像でプレゼンテーションを行い、その模様がYouTubeでライブ配信された。配信視聴者の投票で決まるオーディエンス賞には「いつか、どこかで」が選ばれ、グランプリとのダブル受賞となった。

公式ホームページ
https://www.kokuyo.co.jp/award/archive/prizepast/2020.html

初出:コンテスト情報サイト「登竜門」
https://compe.japandesign.ne.jp/news/2020/03/50498/