「ミラノデザインウィーク2019」期間中、TAKT PROJECTが初の海外大型個展を開催
イタリア・ミラノで4月10日から4月14日まで開催される、世界最大規模のデザインの祭典「ミラノデザインウィーク2019」期間中、デザインファーム・TAKT PROJECTが初の海外大型個展「glow ⇄ grow」を開催する。
TAKT PROJECTは、設立当初より独自の自主研究プロジェクトを行い、その成果をミラノデザインウィーク、デザインマイアミ、パリ装飾美術館、香港M+など、国内外の美術館やデザインイベントで発表・招聘展示してきた。同展では、新しい自主研究プロジェクト「glow ⇄ grow」を、インスタレーションとして発表。「ミラノデザインウィーク」への参加は5年連続となる。
コンセプトは「光る事で成長し、成長する事で光が変わる。」
姿形を完成させるデザインではなく、機能が新たな機能を生んでいく、そのプロセス自体のデザイン。光で固まる樹脂を、プログラミングされた光を放つLEDで直接硬化し、LED自体が姿を変えながら光り続けていく。氷柱や鍾乳洞のように成長するその姿は、光にさまざまな表情を与え、そしてまた、光によって新たな姿を獲得し成長していく。それは、自然の模倣ではなく、制御という人工的な操作に、自然の原理を取り込む人工と自然の融合のプロセスだ。自然と人工、自律と制御、未完と完成といった、相反するさまざまな事柄をつなぐ存在。それらがつくり出す、自然でも人工だけでもない新たな環境を、インスタレーションとして出現させる。