第21回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が発表、アニメーション部門は「この世界の片隅に」と「夜明け告げるルーのうた」ダブル受賞

第21回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が発表、アニメーション部門は「この世界の片隅に」と「夜明け告げるルーのうた」ダブル受賞

アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル「文化庁メディア芸術祭」の第21回の受賞作品が、東京・六本木の国立新美術館で発表された。今回は2017年8月1日から10月5日までの作品募集期間が設けられ、過去最大となる98の国と地域から4192作品が集まった。

今回、アニメーション部門で「この世界の片隅に」「夜明け告げるルーのうた」の2作品が同時に大賞を受賞した。2作品が同時に大賞を受賞したのは16回ぶり。

各部門の大賞は以下のとおり
●アート部門
映像インスタレーション「Interstices / Opus I – Opus II」/Haythem ZAKARIA(チュニジア)

●エンターテインメント部門
ゲーム「人喰いの大鷲トリコ」/「人喰いの大鷲トリコ」開発チーム代表・上田文人

●アニメーション部門
「この世界の片隅に」/片渕須直
「夜明け告げるルーのうた」/湯浅政明

●マンガ部門
「ねぇ、ママ」/池辺葵

また、長年メディア芸術分野に貢献した方を称える「功労賞」は、日本のプラモデルの発展に貢献した実業家の田宮俊作、マンガ研究者で同志社大学教授の竹内オサムが受賞した。贈呈式と受賞作品展は、2018年6月に国立新美術館を中心に開催される。

http://festival.j-mediaarts.jp/news/031601/