「CASE Publishing」の拠点となる新スペース、「CASE TOKYO」が9月30日にオープン
©︎Nobuyoshi Araki
写真や現代美術、デザインなど、芸術文化に焦点を当てた出版活動をおこなう「CASE Publishing」を運営するCASEが、渋谷とロッテルダムに拠点となるスペース「CASE TOKYO」と「CASE ROTTERDAM」を9月30日にオープンさせる。
同社は2015年9月に設立され、これまでに国内の美術館や日本芸術写真協会、国内外の作家とともに、造本やメディアとしての特徴を活かした、表現としてのアートブックが刊行されている。今後は日本各地、ソウルやベルリン、台北など世界各国に拠点を設け、「CASE Publishing」の書籍刊行に合わせた展覧会をはじめ、シンポジウムやレクチャー、ワークショップなどが開催される。各地のコミュニティに根ざした文化交流の場を目指している。
空間・什器は、DAIKEI MILLSによるデザイン。「印刷物」「プラットフォーム」をキーワードに、配送用パレットから展開された什器は、各スペースのサイズや展示のコンセプトによって可変性のある機能が備わっている。
また、同スペースではオープニング展を開催。「CASE TOKYO」では、「荒木経惟 愛の劇場」が9月30日から11月11日まで。「CASE ROTTERDAM」では、「Chan Dick [Chai Wan Fire Station]展」が9月29日から11月19日まで予定されている。