スズキユウリとアウディ社がコレボレーション、大規模な音のインスタレーションをミラノサローネ期間中に開催

スズキユウリとアウディ社がコレボレーション、大規模な音のインスタレーションをミラノサローネ期間中に開催

ロンドンを拠点に活動する日本人デザイナー、サウンド・アーティストのスズキユウリが率いるYURI SUZUKI DESIGN STUDIOと、ドイツの自動車メーカーのアウディ社がコラボレーションした大規模な音のインスタレーション「SONIC PENDULUM」が、ミラノサローネ期間中にAudi City Labで4月4日から9日まで開催される。

スズキユウリはアウディと共に、人々が街中が慌ただしく駆け回るミラノサローネ期間中に、たとえば1時間じっくりといられるような、どこにもない場所を生みだそうとしている。また、人工知能による自動運転の開発が進む現在、アウディの描く人とAIとの穏やかな信頼関係を視覚・聴覚的な体験に置き換えて表現する。

16世紀に建てられたセミナリオの中庭に放射線状に並ぶ、計30個の大きな振り子にはスピーカーが取り付けられている。会場に集まる人々の声や動き回る足音を随時取り込み、そのスピーカーからはAIにより加工され新しく生み出される音楽が流れるというもの。その音楽は進化しつづけ、その瞬間にしか存在しない音であり、期間中の1週間をかけて完成する長い長いサウンドトラックになる。

http://www.yurisuzuki.com/