最新のスペインの家具やインテリア素材を紹介する、インテリアの展覧会 「ACTIVATION」がスペイン大使館で11月9日から11月11日まで開催される。
現代の社会では、人々がストレスなく暮らせるように求めるあまり、我々の身体への刺激が適度になるようにコントロールされている。木材についてもまた同様で、本来は生物材料であるはずの木材は、工業化の結果として、暴れやムラといった木材の持っていた生の自然な魅力をコントロールされ、無機質で変化のない材料として扱われている。
今回の展覧会では、物質と身体を「活性化」する「activation」をテーマに、家具と建築の双方を横断できる木材という素材を用い、「木材の可能性」を探ることで新たな体験がつくりだされる。
出展は以下の5社。
SANCAL、ONDARRETA、RESOL、MOBLIBERICA、COSENTINO、INTERFABRIC。
同展覧会は、株式会社日建設計が、キュレーターとしてコンセプトを立案し、展示をデザイン。日建設計は今年、スペインのサッカークラブ、FCバルセロナのホームスタジアム「カンプ・ノウスタジアム」の改築設計国際コンペを勝ち取った。この展覧会でも、バルセロナの「カンプ・ノウスタジアム」改修計画のプロジェクトと展示空間を通じて、株式会社日建設計が家具から都市空間までをデザインする手法を紹介する。