拡張するデザインの未来を提示する、「ノザイナー かたちと理由」がgggで9月16日から開催
未来に良い変化をもたらすための「ソーシャルデザインイノベーション」を理念に掲げるNOSIGNER(ノザイナー)は、2006年に太刀川英輔により創業された。以来、グラフィックやプロダクト、建築といったデザインの専門領域を横断して、災害復興支援、地域振興、再生可能エネルギー、サステナブルデザイン、サイエンス・コミュニケーションなど、デザインがこれから必要になるだろう、より大きな問いに意識的に向き合い活動を続けている。
ギンザ・グラフィック・ギャラリーで9月16日から10月31日まで開催される、「ノザイナー かたちと理由」では、「もし全てのデザインが自然の模倣なのだとしたら。あるいはデザインという行為そのものが、自然の進化を無意識にシミュレーションする行為だとしたら」という仮説から、「デザインは、物の生物学だ」という考えに基づき、人工物と自然物を対比させ、かたちの奥にある理由や、デザインを発想する方法に迫っていく。
アーカイブ展示では、災害に機能するデザインや、地域とコミュニティといったさまざまな課題の背景にある”WHY”を視覚化し、解決策の例としてNOSIGNERの仕事を紹介。彼らの生み出してきたプロジェクトを通じて、拡張するデザインの未来を提示する。展覧会期中はギャラリートークも予定している。
http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000681