しりあがり寿の自身初となる美術館での個展、「しりあがり寿の現代美術 回・転・展」が7月3日から開催
「弥次喜多 in DEEP」や朝日新聞に連載中の「地球防衛家のヒトビト」をはじめ、数多くの独特の批評精神に満ちたギャグ漫画で知られる、しりあがり寿の自身初の美術館での個展「しりあがり寿の現代美術 回・転・展」が7月3日から練馬美術館で開催される。
しりあがり寿の仕事は、文藝春秋漫画賞や手塚治虫文化賞・優秀賞を受賞するなど高い評価を得ており、最近では東日本大震災後の日本をテーマにした漫画集「あの日からのマンガ」が大きな話題となった。その一方で、墨絵やアニメーションなどの手法を用いて、自身の漫画と関連しながらもそれ自体で自律した現代アート作品も発表。近年では、様々なものを回転させる一連のインスタレーション作品も展開させている。
同展では、これまでの多様な仕事に触れつつ、回転インスタレーションを中心に新作を展開。絵画作品やジオラマ、日用品から映像まで、あらゆるものが展示室内で回転する。「漫画家しりあがり寿」とは一味違う、新しい「しりあがり寿ワールド」を体感する展覧会となりそうだ。